7Jun

発達障害のお子さんの学習を支援しようと思っても
宿題になかなか取り組めない
集中力が続かない
どんな関わり方がよいのかわからない。
こんな悩みを抱えている方はいませんか?
今日は発達障害の子どもが
宿題の勉強時間を4分の1にできた
学習支援方法をご紹介いたします。
私は特別支援学校に勤務していた経験を活かし
発達障害のお子さんの個別学習支援
をしています。
去年の秋から支援をしている小3の男の子☆くん。
発達検査では知的な遅れはなく
運動面や発語などは 平均の力があるのですが
人との関わりや、読む、書くということに
困難さがあります。
お母さんからは、
とにかくなかなか宿題に集中して取り組めず
書くことを嫌がって毎日怒られながらやる。
2年生になって苦手な漢字が増えてきて
ますます嫌いになってきていて
まずは宿題を決めた時間集中して
できるようにしてほしいんです。
との理由から依頼がありました。
最初の2か月くらいは 座っていられるのも10分。
嬉しいのもあって話が止まらず
なかなか宿題に気持ちが向きませんでした。
漢字や計算ドリルをするのも
1時間半の学習時間全部かかって
やっとなんとか終わるという感じ。
得意な迷路を最初にやって
学習に気持ちを向けられるようにしたり
好きなキャラクターを使って
言葉や漢字を覚えていこうと工夫をしたり、
宿題の後かるたやトランプ、すごろくなど
遊びを使って足し算や漢字の学習をしたり、
私は毎回試行錯誤しながら
☆くんに会う支援方法を探していました。
そして3か月目に入ったころ
あるときいつものようになんとか宿題を済ませ
「おかいものすごろく」をしていた時
先にゴールしてとっても喜ぶ☆君の
本当に嬉しそうな顔を見た私は、
「これだ!これをいかせばいいんだ!」
そう思いました。
それは
競争すること。
いつも遊ぶ時☆君が言うのは
「先生勝負しよ!」でした。
負けるとくやしがりながらも
もう一回!とあきらめない☆君。
この姿を見て「競争を宿題に使おう!」と思ったんです。
そしてマスの多いノートを準備して☆君に聞きました。
「☆君、今日から先生も一緒に宿題やるよ。
☆君だけやっててずるいもん。
先生と勝負しよ!
どっちが早く宿題を終われるかの勝負!
勝った方はご褒美のキラキラシールがもらえるよ。
しかもシールも簡単には手に入らない。
宿題が終わったらシール探し勝負をして手に入れるよ!」
思った通り「やるやるー!!」
ウキウキして宿題にとりかかりました。
宿題においては☆君の方が先生。
ノートの書き方を☆君に教わり
ドリルを見せてもらって。
得意そうに書き方を教えてくれたり
ひっ算の時には「定規を使うんだよ」
アドバイスしてくれました。
時には おしゃべりしている間に私が先に進んでしまい
焦ってドリルを見せないようにしたり
「先生眠いやろ?」と眠らせようとしたり。
必ず☆君が勝つようにするのも
なかなか難しいのですが
宿題に対する苦手意識はなくなっていきました。
私もこれには本当にびっくり。
競争を始めた頃はドリル1ページに
それでも1時間近くはかかっていたのですが
始めてから4か月たった今は
15分で終われるようになってきました。
しかも今日は掛け算のひっ算を解きながら
「先生、僕ねかけ算大好き!
僕すごいよ。先生より全然早く解けちゃうからね!
必殺技があるんだ。でも先生には教えな~い。」
嬉しそうに話しながら でも手を休めることなく
すぐに集中して続ける☆君。
「☆君すごい!先生どうしよう。
また負けちゃうやん。」
嬉しくて☆君の様子を見ていたら
本当に負けてしまいました(笑)
子どもは可能性のかたまり。
その能力は無限です。
発達障害というのは1つの判断材料に
過ぎないのではないかと感じました。
やはり大事なのは
検査結果で判断するのではなく
子ども本人の得意なこと
好きなことやできていることから
どうやったらこの子が困っているところを
少しでも困らない状態にできるか
それを考え工夫していく
一緒に考えていく
そういう関わり方なんだと思います。
この半年で変わったのは
☆君だけではなく、お母さんもでした。
最初「とにかく勉強が追いつけるように
宿題ができるようにしてください」
そう話していたお母さん。
苦手な時間の問題がほとんどできなかった
☆君のテストを見て
「あ~やっぱりって思ったけど
時計なんて何時何分が分かれば生きられるし
これで時計の問題は3年生では出ないから
まあいいわって思って」
と今日話してくれました。
勉強が楽しい。
できないところもあるけどできるところもあるよ。
そんな風に思えたら
この子はまず生きていける。
大丈夫って思うんです。
発達障害のお子さんへの支援は
障害のないお子さんの子育てに
活かせることが本当にたくさんあります。
ぜひみなさんの子育てにも
活かしてみてくださいね☆
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プロフィール

-
元特別支援学校教員。
プレシャス・マミー認定コーチ。
2 人の男の子のママ。
日本福祉大学を卒業後、特別支援学校に10年勤務。
これまで15年以上、障害のあるお子さんを支援。
のべ1200人以上の子どもと関わり、
障害の中でも特に発達障害のある子どもに関わる。
教員を退職後、初めての育児に悩み、
育児ノイローゼのような状態になる。
その時出会ったコーチングセッションが
人生を変える大きなきっかけとなる。
コーチングを学び子育てを変えたい仲間と
サークルを作り活動開始。
その後自身もコーチの資格を取得し子育てコーチとなる。
専門知識と経験を活かし、
障害のある子どもを持つお母さん専門の
チャイルドジニアスコーチングを作り、
個別相談とコーチングレッスンを提供。
個別相談は300件を超え、
のべ500人以上の 発達障害のお子さんを育てる
お母さんをサポートしている。
浅野美弥Facebook
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