元特別支援学校教員の子育て専門相談

menu

「うちの子だけできない」が自信に変わる!チャイルドジニアスコーチング

「またなの?!」忘れ物を繰り返す息子。自分で考え行動する力を育てるために、私浅野がした対応とは?(その2)

こんにちは。

チャイルドジニアスコーチの
浅野みやです。

 

 

繰り返し忘れ物をする息子。

先日も「習字の紙がない!」
夜、気がついて
買いに行くこともできずに困ったばかりなのに。

 

「俺、なんか忘れちゃうんだよな~。」


息子のこの言葉に、

「本当にこの子は困っているのかな。
これまでと同じ対応をしても
この先も同じことの繰り返しじゃないのかな。」

と思った私。

息子と向き合って真剣に
話し合うことにしました。

今日は、私がどんな言葉を息子にかけ、
どのような話をしたのか
その一部始終をお伝えしたいと思います。

 

私の対応はコーチングをベースにしています。

私の対応の仕方は
すべてのお子さんに合うとは限りません。

息子は小学4年生ですので
低学年のお子さんには
難しいと思われる対応でもあります。

 

しかし、もしあなたが

お子さんの困った行動について
お子さん自身が考え、原因に気づいて
自ら行動して変わっていこうとする

その力を育てたいと思われていたら、
きっとこれからの子育てのヒントになると思います。

 

ぜひ私の対応の中からヒントを見つけて
あなたの場合に置き換えて
活用してみてくださいね。

 

長くなりますが
最後まで読んでいただけましたら嬉しいです。

 

チャイルドジニアス

 

「なんか忘れちゃうんだよな~」

息子のこの言葉を聞いて、

「わかった。ちょっと真剣に話そう。
これだときっとまた
忘れ物するとママは思うから。
話し合おう。」

息子を私と向き合う形で座らせてから
私は次のように話し始めました。

 

 

「はるくん、この前も同じことがあったよね。
どうしてまたやっちゃったんだろう?
何が原因だと思う?」

 

「ん~。なんでなんだろう。
なんでかわかんないけど
忘れちゃうんだよな。」

 

「そっか。忘れちゃうんだね。
それはママにもあるからわかる。

新しいことが頭の中に入ってきたら
ママも忘れちゃうことはあるから。

大事なのは、忘れちゃっても
思い出して気づけることだと思うんだよね。

はるくんはいつも
覚えているのはいつまでで
いつ思い出せるの?」

 

「学校では覚えてる。
でも学校から出ると忘れちゃうんだよな。
それで準備をするときにまた思いだすよ。」

 

「そう。準備をするときに
連絡帳を見たりして思い出せるんだね?」

 

「うん。それまでは
俺なんか忘れちゃってるんだよね。」

「そう。それで連絡帳を見るのは
いつになってる?」

「全部宿題が終わって夜準備するとき。」

 

「うん。そうだよね。
そのときに、必要なものに気づくんだけど、
それだとお店が閉まっちゃって
準備ができないことこれまで何度もあるよね?」

 

「うん。はやく準備する物も
その日は覚えてるけど
また忘れちゃうんだよ。」

「じゃあ思い出すのが遅いことが原因なの?」

「わかった!帰ってきて
連絡帳を見れば思い出せるから
すぐに見るようにすればいいんだ。」

「そっか。だけど、
それ本当にできるかなぁ。
自分で帰ってきてすぐ連絡帳を見ること
続けていけそうだろうか?」

「あ~。ん~。たぶん忘れる。」

 

「そう。じゃあもっと
できる方法がいいよね。
どんな方法なら思い出せて
準備も間に合わせられるだろう?」

 

「ん~~。」

(しばらく考える息子。
思いつかないようだったので
私から考える軸を伝えました。)

 

「はるくん、忘れてるのかもしれないけど
去年はるくん、すごくいいことしてたんだよ。


夏だったかな。
学校から帰ってきたら
はるくんの手や腕や足に
マジックで持っていくものが
書かれていたことがあったの覚えてる?

 

足なんて、一度書いたのを線を引いて
消してあって、真っ黒になってた。

それ見て、ママ驚いて、はるくんに
『これなに?』って聞いたんだよ。

そうしたらあなたこう言ったの。

『明日絶対持っていくものだから
忘れないように書いといた』って。

 

ママね、それ聞いて
すごくいいなって思ったの。

自分で忘れないように
そこまでできるってすごいことだなって。

覚えてる?」

 

「え?そうだっけ?覚えてない。
俺、足に書いたっけ?」

 

忘れてしまっていたことに
正直「おいおい!」って
突っ込みたくなりましたが(笑)

 

その時の写真がこちら↓
チャイルドジニアス

 


この後私はこう伝えました。

 

「ママが言いたいのはね、
はるくんはこうやって
忘れないように工夫ができる子だってこと。

本当に忘れちゃいけないと思ったら
あなたはここまでできるんだよ。」

 

「そっか。」

「けど、今はどうだろう?
忘れたら困るって真剣に考えているかなぁ?
どうしたらいいか何か工夫してるかなあ?」

 

「あんまり考えてないかも。」

「うん。
それでママ気になったんだけど
さっき、はるくんこう言ったの。

”なんか忘れちゃうんだよな~”

この言葉聞いて
ママにはまるで忘れ物してしまうことが
他人事のように聞こえた。」

 

「・・・・・。」

「厳しいかもしれないけど言うね。

正直、忘れ物しても
どうにかなるからいいやって
あなたは思ってない?

忘れ物して本当に困って恥ずかしい思いして
もう二度とこんなことやだって思ったら
きっと繰り返し忘れ物をすることは
もっと減るんじゃないかと
思うんだよね。

だから、一度すごく困る体験を
あなたにして欲しいとママは思ってる。

けれど、今は学校でも
忘れものをしても貸してくれたりするから
なかなか本当に困る体験ができないの。

それも良くないなとママは思うんだけど、
本当なら困るはずのことなんだよね。」

 

「うん。」

 

「ママがどうしてこんな話をするかというと、
ママがその困った体験をしたことがあるから。

もう二度と忘れものはしないって
心から思った体験をしたからなの。」

 

 

私は自分の経験を話しました。

小学6年生の時、
児童会の集会で司会をすることになりました。

前日から緊張して
翌日の集会で頭がいっぱいだった私は
1~4校時のことをすっかり忘れて
集会の準備だけして学校へ。

学校に着いてから初めて
授業があることに気づき
何にも持ってきていないことを
正直に担任の先生に言いに行ったのです。

先生は笑って
「そこまで考えて
一生懸命なのはいいことだ。
今日は仕方ないから
友達に見せてもらいなさい。
けどもう同じことはしないように。」

 

そう言ってくれたのですが、

その半日、私はすごく
恥ずかしくて情けなくて悔しくて
なんとも言えない気持ちを感じました。

もう忘れものはしない。
もうこんなのは嫌。

それから私は忘れものには
本当に気をつけるようになったのです。

 

この話を息子に伝え、
真剣に聞いていた
息子はこう言いました。

「ママ、俺はもっと
困った方がいいのかもしれない。」

「うん。そうかもしれない。
けど、なかなかそこまでは
今は逆にそれが難しいのもある。

だから真剣に忘れものをしないように

どうすればいいかを考えて
やってみることが大事じゃないかな。」

早く準備をすれば思い出すのも早くなる。
忘れないようにできることは
他にもまだまだあるんじゃないかな。」

 

「わかった。じゃあ俺、決めた。」

 

そう言うと、息子は
紙になにやら書き始めました。

 

25158129_809971002518575_8236689030120589539_n.jpg

 

 

*******************

 

手足にペンで書く。

よていを書く時に
絶対必要な物だけを(手足に)書く。

帰ってきて5分までに
持ち物を確認する。

(明日の)準備をしたらついでに宿題もやる。

持ち物が(家に)ない場合は、
すぐに自分で買いに行くか
遠ければママに行ってもらう。

 

*******************

 

「いつからやる?
どうやって続けていくの?」

「明日からやる。
帰ってきてから5分の持ち物の確認は
ママに言ってもらいたいから
お願いします。」

 

「そっか。わかりました。
じゃあ、帰ってきて声をかければいいんだね。

よく考えたね。
応援するからまずは頑張っていこう。

忘れものはなくせる。
あなたはできるってママは知ってるし、

忘れものをして悩んでいるなんて
とってももったいない。

あなたならその時間を
もっと
自分のやりたいことに使って
パワーアップしていけると思うよ。」

 

この後、すっきりした顔で布団に入り、
翌日はいい顔で学校に行きました。

ここまでが私が息子にした対応の全部です。

私はこの対応をしながら
息子に”あること”に気づいて欲しい
思っていました。

このことだけでも気づけたら
この子は変わると思うからです。

 

なんだと思いますか?

 

それは、

「自分はすでに忘れものをしないように
自分で考えて行動できていた」

ということ。

 

「あなたはできてたんだよ」
ということを伝えることで、

自分ゴトとして意識して
「僕はできるんだからやろう」
と、彼が動き出せるように
背中を押したいと思いました。

 

 

子どもが自分で考えて動き
問題を解決する人になってほしいとき、

この「背中を押す」ことが
声掛けでできるかどうかは
とても大切です。

 

ただ「やりなさい」と言われて
やってみるために
背中を押すのではなく、

子どもが「やってみよう」と自ら思って
自らやろうとする応援のために
背中を押してあげること。

 

これがお母さんの
日頃の声かけでできるのです。

そしてこの声かけの仕方には、
コツがあります。

私の対応の中には、
そのコツがいくつか使われています。


どんなコツをどう使っているのか。

日々の子育ての中で
すぐに使っていけるコツですので、
次回詳しく解説しますね。

 

プロフィール

浅野 美弥
浅野 美弥
元特別支援学校教員。
プレシャス・マミー認定コーチ。
2 人の男の子のママ。

日本福祉大学を卒業後、特別支援学校に10年勤務。

これまで15年以上、障害のあるお子さんを支援。

のべ1200人以上の子どもと関わり、

障害の中でも特に発達障害のある子どもに関わる。



教員を退職後、初めての育児に悩み、
育児ノイローゼのような状態になる。

その時出会ったコーチングセッションが
人生を変える大きなきっかけとなる。

コーチングを学び子育てを変えたい仲間と
サークルを作り活動開始。

その後自身もコーチの資格を取得し子育てコーチとなる。

専門知識と経験を活かし、
障害のある子どもを持つお母さん専門の
チャイルドジニアスコーチングを作り、
個別相談とコーチングレッスンを提供。


個別相談は300件を超え、
のべ500人以上の
発達障害のお子さんを育てる
お母さんをサポートしている。

浅野美弥Facebook
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

チャイルドジニアス個別相談

チャイルドジニアス個別相談

0才から6才のわが子の問題行動の解決策無料PDFテキスト

""

6才から12才のわが子の問題行動の解決策無料PDFテキスト

""

【無料】わが子の才能発掘ワークブック

“”





お客さまの声