元特別支援学校教員の発達障害の子育て専門相談

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発達の悩みをママのやりたいことで幸せにかえるコーチング

なぜあなたのお子さんは「僕が悪いんだ」と自分を攻め続けるのか?

こんにちは。

発達の悩みをママのやりたいことで
幸せに変えるコーチ 浅野みやです。

 

昨日参加してきました
「LITALICOフォーラム」。

丸一日、発達障害者支援について
様々な角度から学んできましたが、

私が見ていた支援の世界、
私が考えていた支援の形は
まだまだ狭すぎたことを改めて実感しました。

「うわぁ~。これを知らないのはやばい!」

新しい気づきもあり、
ぜひこのメール講座を読んでいる
お母さん達にも知って欲しいと思いましたので、

少し長いかもしれませんが
これだけはお伝えしたい!ということを
今日は厳選して紹介したいと思います。


「これ知らないなんてやばい!」

私がそのように感じたこととは、
東京大学先端科学技術研究センター
准教授の熊谷晋一郎先生のこの言葉でした。


=====================


発達障害は、周りだけでなく
当事者本人も理解しにくい、
見えにくい障害なんです。


だから、当事者の方は

自分の努力不足だと自分を責めます。

自分でもわからないから説明できない。

説明できないから、そう思うしかないし、
そう言うしかないのです。

今必要とされているのは、
当事者自身が自分を知ることなんです。
そして、それを大事にした支援です。


=====================

この言葉を聞いてどんなことを感じますか?

私はこの熊谷先生の言葉を聞いて、
改めて発達障害の理解と支援の難しさを感じました。


そして、もっと本当に大事なことを

私は見ていなかったんじゃないかと思いました。

熊谷先生は脳性麻痺の障害を持ちながら
現役の小児科医であり、
現在は小児科医と当事者研究の専門家ですが、
2時間の講演会の中で、
熊谷先生はさらに詳しく話をしてくださいました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

発達障害は、
肢体不自由や視覚障害などと違い、
見ただけではわかりにくい障害です。


けれどそのわかりにくさ、

理解のしにくさは、
発達障害のある子どもや大人の
当事者本人も同じなので、

「僕はどうして周りと違うんだろう?」
「なんで僕だけできないんだろう?」
「どこまで頑張ればいいんだろう?」
と思ってしまいます。

 

周りと違うのは「自分が悪いから」と
自分に原因があると思い、
説明したくてもわからないのでそう言うしかないし、
そう考えるしかないのだそうです。


そして発達障害は、

さらに二重の見えづらさがあるのだそうです。


それは、


当事者の見えづらさに加えて、

支援自体も見えづらいということ。


どこまで頑張らせればいいのか?

どこからが障害によるものなのか?
これは怠けているのか?
それとも本人も困っているのか?
頑張ればできることなのか?


発達障害の変化や支援の範囲が

現代でもはっきりしていないために、
当事者に本当の意味で適した支援が
されていないということが起きてしまっているのだそうです。


熊谷先生は、あるデータで

そのことを説明してくれました。


アメリカの研究者が

自閉症スペクトラムの当事者と
その家族など周りの人に
次の質問をしたのだそうです。


「今、あなたにとって

優先度の高い治療は何ですか?」


すると、
当事者の人たちは、

・アレルギーを治して欲しい
・意図しない体の動きを治したい
・胃腸の不調を治したい
・感覚の過敏さを減らしたい

と、答えました。

 

それに対して、
家族など周理にいる支援者の人たちは、

・社会に適応できるようになって欲しい
・行動の技能や社会技能を高めて欲しい

と、答えたのだそうです。


そして、

今の発達障害支援の研究は、
後者の支援者の視点で見た
支援についての研究がほとんどであり、

本当の意味での当事者が求める支援には
なっていない
のだそうです!

 

そこで今、必要とされているのが、
当事者が自分を知り、
当事者が支援を考えていく「当事者研究」。


発達障害の当事者が無視されない
本当の意味で必要な支援をしていくことが
今注目され、広がりつつある

ということでした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私はこの話を聞いて、

「私達は発達障害の支援について
大きな勘違いをしているのではないか」

と思いました。

 

その勘違いには、
大きく2つあると思いました。

==========================

1、本当は社会環境が原因なのに、
当事者本人に原因があると見てしまうこと。

2、発達障害の当事者にとっては「この支援が良いはず」と
  支援する側が勝手に思い込んでしまうこと。

==========================

 

この勘違いが、普段の生活でたくさん起きていて、
特に言葉でうまく伝えられない
発達障害やグレーゾーンの子ども達は
困っているのではないかと私は思いました。

 

私自身、この勘違いの中で
これまでお母さん達へのサポートの仕方を
考えていたことにも、今回改めて気づきました。

そしてすぐに
サポートのあり方を改善していこう
と決めました。

 

子どもの特性を知ることも
子どもに合う支援を考えることも
これまでお母さん達と一緒に考え
大切にしてサポートをしてはきましたが、


一番大事な当事者である子ども自身が

わかりにくさによって
想像以上に困っていることまでは
理解して考えられていなかったな
と思いました。

 

 

では、

子どもに本当に合う支援をしていくために、
私たちは何から始めることができるでしょうか?

あなただったら何をしますか?

 

私はただ一つ
これだけでもいいから始めていけたら
何か変わっていくんじゃないかと思います。

 

それは、

目の前にいる子どもに向き合って
一つ一つ子どもを知っていくこと

です。

 

当たり前のことなんだけど、
一番やる必要があって
支援をするのに欠かせないこと。


そこからもう一度始めることが

大切なんじゃないかと思いました。


診断名ではくくれない

目の前にいるわが子の感じ方や
できること、困っていること。

この子はどんなことを感じているのか。
どんな風に周りを見ているのか。
どんな風に考えているのか。
どうして欲しいのか。

これは、果てしなく根気のいることなので
全部まんべんなく知ることは難しいです。


いつも子どもに向き合って

知ることに集中するなんてもちろんできませんが、

それでも時々でも良いから
子どもの内側の言葉や気持ちに目や耳を向けるだけでも
違うのではないかと思います。

 

毎日、子どもたちは
私達に何かしらの形で気持ちを見せてくれています。

泣いたり、怒ったり
トラブルを起こしたり
つまづいて困ったり、夢中になったり。

わが子の全てを
わかってあげることはできなくても、

「あなたのことをママは知りたいよ」

そんな気持ちをお母さんが持って
観察したり関わったりしたら、
子どもはきっと嬉しいと思います^^

 

現在の当事者研究は、
大人の発達障害の当事者の間で取り組まれていて、

同じ感じ方や見え方、悩みを抱える
当事者の方々が集まり、
意見を交換し、
情報をお互い共有することで
「自分の努力不足じゃなかったんだ!」と気づき、

「じゃあどうすれば社会で
うまくやっていけるだろう?」と、

マニュアルを作ったり、
対策をみんなで考えたり、
支援を作ったりということにつながっているそうです。

 

東京からの帰り、私は

「もし、子ども達の間でも、
当事者同士で話ができたら
どんなことが起きるだろう?

そんなことを想像していました。


「そう!僕もそうゆう風に見えるんだよ!」

「同じ気持ちがわかる友達がいた!」
「僕の努力不足じゃないんだ!」
「そうやって先生にお願いしたら良いんだ!」

もしかしたらこんな風に、
子どもが気付いたり発見したりして
自分を大切にできる子ども達が増えるのかな

なんて考えていました^^

 

本当に実現することは難しいのかもしれませんが、
それに近いことは私達でもできるかもしれません。


こちらの価値観や評価、先入観は入れず、
純粋に「子どもを知ろう」という気持ちを持って知ること。


まずはここから
始めていくこと。

私たちは大人ですから
やっていけるはずだと思います^^

 

もし、それが自分はなかなかできないと感じたら、
そんな自分を知っていけばいい。

今からできることはまだまだたくさんありますね^^

 

そして、
普段当たり前のようにやっている支援を
本当にこの子は求めているのか、
この子に合っているのか疑ってみることもまた
忘れてはいけないと思いました。


子育てや支援をいろんな角度から
見直していきたい。

私もこのことを忘れずに
お母さん達をサポートしていこうと思います^^

 

プロフィール

浅野 美弥
浅野 美弥
元特別支援学校教員。
プレシャス・マミー認定コーチ。
2 人の男の子のママ。

日本福祉大学を卒業後、特別支援学校に10年勤務。

これまで15年以上、障害のあるお子さんを支援。

のべ1200人以上の子どもと関わり、

障害の中でも特に発達障害のある子どもに関わる。



教員を退職後、初めての育児に悩み、
育児ノイローゼのような状態になる。

その時出会ったコーチングセッションが
人生を変える大きなきっかけとなる。

コーチングを学び子育てを変えたい仲間と
サークルを作り活動開始。

その後自身もコーチの資格を取得し子育てコーチとなる。

専門知識と経験を活かし、
障害のある子どもを持つお母さん専門の
チャイルドジニアスコーチングを作り、
個別相談とコーチングレッスンを提供。


個別相談は300件を超え、
のべ500人以上の
発達障害のお子さんを育てる
お母さんをサポートしている。

浅野美弥Facebook
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