元特別支援学校教員の発達障害の子育て専門相談

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発達の悩みが幸せにかわるコーチング

中学校の合理的配慮について考えてみる

こんにちは。

発達の悩みをママのやりたいことで
幸せに変えるコーチ浅野みやです^^

 

これまで、発達の特性があり支援が必要な中学生のお子さんの
今かかえる問題とその原因、できることのヒントを考えて来ました。

ここまで私自身も書いて整理してみて
改めていくつか気づいたことがあります。

支援を要する中学生の発達障害やグレーゾーンの子ども達が
少しでも笑顔で安心して毎日過ごせるために、
私は3つの視点でアプローチしていくことを
考えてみるといいんじゃないかと思いました。

それは、

1、子どもの心のサポート
2、お母さんのサポート
3、合理的配慮

です。

 

前回、お伝えした子どもの学習面の問題解決でできることも、
この3つの点で考えお伝えしました。

まずは、子どもが何に困っているのか
特性上の困りやすさを丁寧に把握すること。

そして次に、
親が全ての問題を解決することから卒業し、
親以外の人や場所の力を使って解決するステージに子育てを変えていくこと。

そして、
担任や力になってくれる人の力を借りて合理的配慮を進めていくこと。

 

複雑で難しいこの中学生の時期だからこそ、
それまでの考え方や関わり方を変えて
この時期の子どもに合わせた新しいサポートを始めていく。

この視点が大事なんじゃないかと改めて思います。

 

子どもが困っている姿を見ると
一番先にその問題を解決する方法は何かと解決策を探してしまいますが、
それよりも先に見るのは、
子どもの心のサポートやお母さんのサポートの方だと私は考えています。

どんなに良いと思われる解決策があっても、
それをやる子ども自身やお母さん自身の心が
不安いっぱいでそれどころでない状態では逆効果になってしまうからです。

だから、できるだけお子さんが小さい時から
どこか相談できる場所や人を見つけて繋がっておいてほしい。

お子さんであれば、親や先生以外で話せる人や
子どものことを理解し気にかけてくれる人、
子どもの話を聞いてくれる人を一人でいいのでいてほしいと思います。

そしてお母さん自身も、
気持ちを理解してくれて一緒に考えてくれる人や場所を確保しておいてほしい。

 

中学生のお子さんの子育ては、
お母さん一人で頑張らずにそれらの人や場所の力を使って
やっていく方が断然いい方向に行くからです。

 

中学生以降の子育てはどれだけ周りに頼り周りの手を借りるかです。

2000件以上のお母さんの相談を受け、サポートをして来た私が
これは自信を持って言えることです。

今中学生のお子さんがいる方でもまだ全然遅くないので、
ぜひ動いてお子さんと自分の支えとなる人や場所を見つけてみてくださいね。

 

そして、
自分や子どもの気持ちを支えてくれる人がいる上で
合理的配慮を進めていってほしいと思います。

 

 

今日は、この合理的配慮について
どんな配慮を中学校に求めていけるか、一緒に考えたいと思います。

最初にお伝えしたいのですが、
やってほしい合理的配慮が全てその通り学校でやってもらえる
とは思わない方がいいです。

先日も書きましたが、
中学校はとにかくこの合理的配慮が難しい環境です。

極端かもしれませんが、
柔軟さや臨機応変さがとにかく難しい環境だと
言っていいくらいだと私は思っています。

 

中学校は手強いです。

だからこそ、
今日あげる合理的配慮のヒントは一つの参考にしていただき、
あなたのお子さんの通う中学校の場合は、
どのようにこちらが動いて行くと少しでも協力してもらえそうかを考え
戦略を立てることに役立ててください。

お子さんと学校の数だけ合理的配慮のアイデアは無限にありますので
全て書き出しませんが
何か配慮のヒントにしていただければ嬉しいです。

学習面、友達関係、学校生活面で求めていけそうな配慮を整理してみます。

再度確認ですが、
ここで言う配慮は、周りと同じようにできることを目的とした配慮ではなく、
子どもが安心できることを目的とした配慮を言います。

何よりも最優先で大事にするのは
子どもが
「まずここまでならできる」
「これならわかる」
と思えることです。

 

【学習面】

◆課題の量が多い、学習スピードが早い、課題が難しいなど、
学習内容に原因が見られる場合は
具体的に担任や教科担任に子どもの特性と困っていることを解説。

◆提出課題の量や範囲を子どもができる量にしてもらう。

◆板書を写す方法ではなく、板書内容をプリントにしたものをもらえないか交渉。

◆ノートの提出ではなくワークの提出など代替えの物の提出可をお願いする。

◆タブレット、ボイスレコーダーなどICT機器の使用について交渉する。

◆通常級での学習が困難な場合は個別指導や支援級対応をお願いする。

◆テスト範囲を担任や教科担任から解説してもらえないか交渉する。
(範囲が書いてあるだけではわかりにくい。
「ここをやっておこう」など先生から具体的に教えてもらう方がわかりやすく安心できるので。)

◆作文、感想文は文字数が少なくても何か書けばOKに緩めてもらう。

◆美術や技術教科について、
時間内にできなくても持ち帰ったり、放課後などにやってOKにしてもらう。

◆体育について、必要な配慮を交渉。

◆時間割や持ち物などは、本人任せではなくプリント連絡や電話確認、
連絡帳の確かめなどの配慮をお願いする。

◆通級指導教室の利用やクールダウンできる場所の確保を子どもの特性に合わせて交渉する。

◆イヤーマフ、耳栓、座席位置など過敏による不便さは随時伝え配慮を交渉する。

◆テストの場所、テストの読み上げなどテスト環境の配慮について交渉する。


【友達関係】

◆仲のいい友達とクラスやグループ、活動など
一緒にしてもらえるよう交渉。

◆孤立していないか目を配ってもらいたい旨をお願いする。

◆カウンセラーと話せる環境づくり

◆疲れすぎないように休める場所、安心できる場所を利用したい旨をお願いする。


【学校生活面】

◆制服が着られない場合は、子どもを交えて話を聞いてもらうなど
できる限り配慮のすり合わせをする。

登下校のみ制服、体操服での通学など
「これならできる」ことを見つけ協力を求めて行く。

◆学校行事の不安がある場合は担任から詳細の説明をしてもらう。

◆荷物の多さにより登下校で問題がある場合は事実を伝え
置き勉など可能な配慮を交渉する。

◆給食での困難さがある場合は基本、無理しなくていいが
食べられるものは食べるなど学校と配慮のすり合わせをする。

◆睡眠のアンバランスや起立性障害により登校時間の対応が必要な場合は
医療の所見も活用して無理のない登校ペースにしてもらうなど交渉する。

 

合理的配慮は、子どもにとって
「こんな配慮があればできる」ということなら
いろんな形でお願いしていけるものです。

 

「こんなことまでやってもらえないんじゃないか。」
「これはきっと無理だろう。」

特に中学校という厳しい環境を考えると
そんな風に思ってしまうかもしれませんが、
私は交渉する前からあきらめる必要はないと考えています。

確かに難しいかもしれませんが、でも言って見なきゃわかりません。

ダメ元でもいいから
「この子はこうするとできるのですが中学校ではどこまでできますでしょうか?」
粘って交渉してみてください。

 

そして交渉の際はぜひ、
発達検査の結果や医師や専門家の所見も活用していきましょう。

それから、合理的配慮は実際に同じ悩みを抱える
お母さんから情報をもらうことでできることが見つかったりもします。

 

 

プロフィール

浅野 美弥
浅野 美弥
元特別支援学校教員。
プレシャス・マミー認定コーチ。
2 人の男の子のママ。

日本福祉大学を卒業後、特別支援学校に10年勤務。

これまで15年以上、障害のあるお子さんを支援。

のべ1200人以上の子どもと関わり、

障害の中でも特に発達障害のある子どもに関わる。



教員を退職後、初めての育児に悩み、
育児ノイローゼのような状態になる。

その時出会ったコーチングセッションが
人生を変える大きなきっかけとなる。

コーチングを学び子育てを変えたい仲間と
サークルを作り活動開始。

その後自身もコーチの資格を取得し子育てコーチとなる。

専門知識と経験を活かし、
障害のある子どもを持つお母さん専門の
チャイルドジニアスコーチングを作り、
個別相談とコーチングレッスンを提供。


個別相談は300件を超え、
のべ500人以上の
発達障害のお子さんを育てる
お母さんをサポートしている。

浅野美弥Facebook
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